人体工学に基づくインテリアコーディネート
こんにちは。東武ハウジングのクボです。
新年1週目。つつがなくお過ごしでしょうか?
本日はニュースレター1月号の発送日。
週末には皆様へお届けできると思います。
今月号には新春1月見学会のご案内と2022年上半期のイベント予定表を同封いたしました。
1月最後の週末は名取市で『そらの家』見学会開催です。
詳細はイベント情報でもご確認いただけます♪
弊社から郵送のご案内が欲しい方はお問合せからその旨ご連絡いただければ毎月のお届けも可能です(宮城県内のおうちをご検討中の方に限らせていただきます)。
また、逆にWEBで確認するので郵送は要らないですという方もご連絡いただければ発送を止めますのでご遠慮なくお申し付けください。
さて今日は人体工学のお勉強を少し。
私はインテリアコーディネーター協会に所属しているコーディネーターなのですが、試験の時に勉強した人体工学は仕事にとても役立っています。
今、ネットで調べたら正しくは「人間工学」のようですが、その中でも特に人体の長さを基準にしたものと思っていただければ。
人体の長さ、すなわち身長です。
背の高い人も背の低い人もいるのですが、例えば身長に対して目の高さや届く高さの比率は決まっています。
これが人体工学。
テキストには身長をHとすると目の高さは0.9H、肩の高さは0.8H、真上に手を伸ばした指先の高さは1.2Hです。
私の身長は160㎝ですが、目の高さは144㎝、肩の高さは128㎝、手が届くのは192㎝までとなります。
身長の高低にかかわらず、この比率は一緒だというお話。
これが何に使えるのかというと、もうお分かりかもしれませんが、机や椅子の高さ、作業台の高さ、手の届く高さを知っているとインテリアの選択が簡単です。
古いブログにも書いていますが、日本のメーカーのキッチンの高さは80㎝、85㎝、90㎝の3段階の設定になっていることが多いです。
これ以上高くするには床を上げるなどの加工が必要。
これは日本の平均女性の身長160㎝を基準にすると作業台の高さは85㎝が適当だからです。
人体工学を知っていると造作のカウンターを作りたいとき、棚を設置するとき、だれが主に使うのかを基準に高さを決めることができます。
あとは既製品から高さを考える方法も有効。
市販のダイニングテーブルはほとんどの場合、高さが70㎝です。
オフィスの机も高さ70㎝。
椅子は高さが調整できないものは座面が40㎝です。
ソファは少し低くて36~38㎝くらい。
人体工学に基づけば、机面高さは0.4H、下腿高さ(座面)は0.25Hです。
160㎝の身長なら机やテーブルは64㎝が適当で椅子の座面は40㎝。
180㎝の身長なら机は72㎝で座面は45㎝がちょうどいいのですが、特にテーブルなどは家族みんなで使うものですし、標準の高さというものがあります。
おうちを作るときによくワークスペースや子供の勉強スペースに造作カウンターを作ります。
そういう時は標準の70㎝の高さにしておき、使う人によって高さの調整できる椅子を使うと便利。
完全に使う人が固定されている場合には、やはり自分に合った高さにするとよいと思います。
普段使っているテーブルや机と比べて、その程度でいいのか、もっと高い方が良いのかと考えるとわかりますね。
インテリアコーディネーターの試験では、この人体工学の基本を知って、ソファで見る場合のテレビの高さや小上がりの床をダイニングチェアの代わりに利用するには何センチにすればよいか。などを問われたと記憶しています。
もはやうろ覚えですが(^-^;
インテリアコーディネーター資格も取得してから4年が経ったようで来年が更新年だなと思ったあたりから思い出しましたので、今日は人体工学についてでした。
何か拾える点や参考になりましたら幸いです。
おうちのプランニングでわからないことはプロに聞くのが一番です。
お打合せではもちろん、イベントなどでもどしどしご質問くださいませ。
それではまた。
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