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夏に威力を発揮する高断熱・高気密の家

こんにちは。東武ハウジングのクボです。

今日で6月も終わり。

まだまだ梅雨の合間ですが、本日夏日の仙台です。

最高気温25℃の予報。

夏日、私が子供のころは7月後半くらいからしかなかったと思うのですが、どんどん前倒しになって来ましたね。

日本の夏は暑くなりました。

冬はそれほどでもないけど、日本海側や東北・北海道は雪も降るのでその対策は必要。

日本の家に求められる性能も少しずつ変化しています。

日本は技術力の高い国ですから、家を作る材料も色々なメーカーで研究され、性能の高い良い物がたくさんあります。


現在の家は高気密・高断熱が基本仕様と言って良いでしょう。

木造の家は、柱や壁を現場加工することはほとんどなく、プレカット工場できっちり採寸された材料で造ります。

木材なので多少の膨張・収縮はありますが、当然乾燥した材料で狂いは少ないです。

ここに構造材(壁)、断熱材、窓などのサッシ、屋根・外壁を取り付けていきます。

高断熱の「断熱は」概ね断熱材に何を使っているかとサッシの種類によるところが大きいです。

最大限に高断熱にするには内断熱+外断熱にして間に空気層を作ってしっかり換気ルートを作ると完璧ですが、やりすぎるとそこにコストが大きくかかってしまいます。

住む地域にもよりますが、宮城は比較的雪も少なく夏も亜熱帯なほどではないので、オーバースペックになりすぎないようにも気を付けます。

弊社では断熱材を高性能グラスウールとアクアホームというウレタン吹付の2種類でご用意しています。

内断熱のみの仕様です。

アクアホームは現場で発砲させて(スプレーのようなもので)壁と天井の内側にピッタリつけていくので、高気密の家が簡単に作れます。

断熱ではなく?という感じですが、実は高性能グラスウールの方が断熱数値が高いので、低炭素住宅や長期優良住宅にはグラスウールを使用しています。

これに倣って、現在はグラスウール施工の割合が高いです。

サッシは樹脂サッシのLow-e複合ガラスですので、十分な高断熱です。

「機密」というのは家に隙間がなければ高くなりますので、作ろうと思えば「高気密」は意外と簡単に作れます。

機密テープなどで隙間を埋めてウレタンフォーム吹付で断熱すればかなりいい数値が出るでしょう。

ただ、本当に気を付けないといけないのは通気層の確保で、壁内や天井裏で見えない結露が起こらないような湿気を逃がす工夫が必要です。

換気扇の問題かと思われるかもしれませんが、換気は部屋の中の空気を入れ替えるものなので、壁の中などはまた別です。

日本は夏に非常に高湿になるので、見えない壁の中に湿気がこもることが危険です(カビが生えます)。

対策は一般的に通気層を設けて空気の通り道を確保しておくことで湿気を逃がせるようにしておくことや、「透湿防水シート」という水は防ぐけど湿気は通す便利なシートがあって、これで雨水は防ぎつつ壁内の湿気を逃がすのが一般的です。

弊社ではどちらかというと高気密というよりは呼吸の出来る家という方に力を入れておりますが、それでも上記の理由から(寸法通りの材料ですので)それなりに高気密だろうと思います。

ごめんなさい。測定したことがないのですが、家に隙間って今どきそう簡単にできないものですよ?

そして、住んでみるとわかります。

高気密・高断熱の最大のメリット、それはエアコンの効きがいいです。

当然、LDKのエアコンは高性能エアコンにしています。

簡単に言うと少ない電力で大きな効力を発揮するタイプのエアコンです。

価格、高いです。20畳用で30万円超くらい!

でもランニングコストで考えるとやはりこれでしょう(電気代が安いです)。

弊社でご提案するときはこちらでお見積していますし、ご自分でご購入されるときや買い替えの際にもぜひです。

高気密・高断熱の家に必要な設備と言えるでしょう。


高気密・高断熱の家はやればやるだけ北極でも耐える家、出来るかもしれませんが、コストとのバランスが大事ですので弊社では「宮城県で快適に暮らせる高性能な家」でおススメしています。

この夏に完成した住宅の見学会がございますので、体感はぜひそちらでして頂ければと思います!

宮城野区岩切分譲宅地での第二弾見学会の予定です。(詳細はもう少しでイベント情報に掲載しますね!)

高気密・高断熱の家のデメリットやこれにまつわる換気方法の選定など注意点もあるのですが、長くなるので続きはまた7月に(?たぶん)お送りしたいと思います。

それでは今日はこの辺で。

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