注文住宅だからこそ出来る事~電気図、配線図の読み方~
こんにちは。東武ハウジングのクボです。
暑い日々が続いていますね!
事務所の中は快適温度ですが、この時期現場は本当に大変で、現場監督や職人さんたちには頭が下がります。
暑い中ですが、事故等はもちろん熱中症対策にも気を付けて作業してくださいね!
こんな暑い中で大工さんたちはさぞ大変だろうと思いますが、断熱材の施工後はかなり暑さが和らぐそうですよ。
断熱材の威力が一番わかるのは建てている大工さん達かもしれませんね。
さて今日は、配線図について少しご説明したいと思います。
電気図、コンセント図など名称は変われど、建物の図面(平面図)の中にコンセントの位置と照明器具の位置、そのスイッチの位置を図示したものです。
読み方には少しコツがいりますが、照明器具の位置とそのスイッチがどこにあるのか、コンセントはどこにあるのかが分かります。
注文住宅の良いところは事前にこれを確認し、コンセント位置等を決定できるところです。
打合せの際には、実際に家具をどこに置くのか、その電源はどこから取るのか、というイメージをして確認していただきたいと思います。
例えば子供部屋でしたら、6帖くらいのお部屋に学習机とベッドを置くことが多いです。
そして今どきベッドも机も配線が必要です。
それぞれの照明や家具にコンセントの付いている仕様のものが多いですからね。
ベッドの場合はヘッド側(頭の方)に電気コードがついていますし、机は裏側から引っ張り出す形になります。
その場合コンセントはどの位置にあるとベストか、家具の配置を決めた上で、コンセント位置も決めていくと良いと思います。
ここで注意点は、家具と重ならないように配置すること。
ベッドや机の裏側にコンセントが入ってしまうと、家具で押されてプラグが緩んだり、埃が溜まっていても気が付かない恐れがあります。
漏電からの火災は本当に怖いです。
コンセントは家具で隠さずに、目視できる位置にあったほうが安全です。
火災の原因として多くはないものの、毎年コンセント火災は発生していますので注意していただきたいと思います。
とはいえあまり遠いとコードがダラッと見えていて格好悪いです。
なのでコンセントは「電気を使う家具に近くて被らない所」というのが原則です。
そして掃除機をかけるときはどこを使うか、それ以外に電気を使う場面はないか、などもご点検ください。
弊社では基本的に1部屋に2ヶ所、コンセントの設置をしています。
そのほかにエアコン用(天井付け)とテレビ用のコンセントがあるので、居室としては十分かと考えています。
意外と盲点になるのが廊下やウォークインクローゼットの中。
基本的にはあまりコンセントの設置はしません。
掃除機などは届くように各お部屋のドア近くに1か所コンセントを設けていますが、あったほうが便利な場合もあります。
廊下が長い場合や廊下にも当然照明をつけますが、スイッチが遠い場合があったりします。
そういう時にコンセントに直接つけるセンサーの足元灯など、コンセントがあれば設置することもできます。
照明器具については、プレゼンの資料などで別途お渡ししていますが、配線図でご確認いただきたいのはそのスイッチの位置です。
例えばポーチライト(玄関外)の照明は基本的には玄関ホールに設置していますが、リビングから門扉が見える場合にリビングにあったほうがすぐつけられるということもあります。
基本的にこの辺はセンサー付きの照明機器にしておくことが多いのであまりスイッチで操作しないかもしれませんが、人通りが多い通りに面しているとセンサーが反応してしまったり、ということもあるのでケースバイケースです。
少し面倒かもしれませんが、お風呂に入るときの動線や寝室からトイレに行く場合の動線などを考えて、その場合スイッチはどこにあるのが良いのかをよくイメージしていただければと思います。
弊社の場合はいったん作成してご提案させていただきますので、疑問点や分からないことは遠慮なくご確認頂ければと思います。
最近はLANの隠蔽回線や光通信関係のご要望も多いです。
どこで何をして過ごすのかということを一緒に共有し、おうちづくりが出来ればいいなと思い、マニアックですが今日は配線図についてでした。
もうすぐお盆ですね。帰省される方もそうでない方も諸々お気をつけて楽しい夏をお過ごしくださいますように。
それでは、また。
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一級建築士事務所 東武ハウジング
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